Archive [2006年06月 ] 記事一覧

海老真薯

 折敷、酒に続いて懐石で出されるのが煮物碗です。これは懐石のメインディッシュとなるもので、蓋付きの漆器のお碗に入れられて出されます。今回の茶事では海老の真薯(しんじょ)を作りました。白身魚のすり身100gに対して、むき海老200gをある程度の形を残す程度にすり鉢で混ぜ、葛粉と卵白を適量加えて、沸かした二番だしに落として火を通します。レシピにはこう書いてあるのですが、葛粉と二番だしは都合により省略し(吝嗇と...

折敷の上には…

梅雨に入って横浜は蒸し暑い日が続いています。 教室は四週目に入り受講日はありませんのでスタッフは粘土の再生や窯焚きなどをしています。七月からはまた新しく初級・中級コースが始まります。少しずつ季節が過ぎて行きますが、毎日素敵な出会いもあります。思いがけず嬉しいお誘いを頂いたり、友人が訪ねて来てくれたり、話したい人から電話がかかってきたり…。素敵な出来事をたくさん集めれば、難しい課題も明るく前向きに取...

懐石の流れ

 茶事での懐石はフランス料理のようにほぼ一品ずつ順番に出されます。これは温かいものは温かく召し上がっていただくという、おもてなしの表れです。この流れ(料理を出す順番)を簡単にまとめますと、①折敷(おしき=ご飯と味噌汁と向付(むこうづけ=昆布締めなどの酒肴)の三品が載っています)②酒(日本酒)③煮物椀(真薯など。懐石のメインディッシュです)④飯次(めしつぎ=ご飯の入ったおひつ。同時に味噌汁のおかわりがあります)⑤焼...

清流無間断

 前回濃茶の説明をさせて頂いた時に「茶事・ちゃじ」という言葉が出てきました。 表千家茶の湯入門・下巻(主婦の友社刊)によりますと「茶事こそ、茶の湯における、正式かつ最高のもてなしです。(中略)茶の湯の本来の目的は、この茶事であり、点前に始まる日頃のけいこは、この茶事のための割りげいこともいえるのです。」とあります。「割りげいこ」とは点前の最も基本的な所作(立ち居振る舞い)をとり出して、部分的にけいこする...

良薬口に苦し

 毎回茶道に関する話ばかりで恐縮ですが、日本の伝統的なやきものは茶の湯とともに発展してきましたので、使われ方についても少なからず説明させて頂こうと思っています。今回は濃茶(こいちゃ)について書いてみたいと思います。 濃茶に対して薄茶というものがありまして、これは甘味処などでも飲むことが出来る、「おうす」などと呼ばれているものです。それに対し濃茶というのは3倍くらい濃い薄茶と思って頂いて良いと思います...

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山手陶芸教室 ソウム課だより

Author:山手陶芸教室 ソウム課だより
『貴方の意志が本当に強い時、驚くべきほど多くのことを学ぶことが出来る。』
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