ソウムメイト2017”啐啄同時”

2007/02/23 [Fri]

六本木エンバシー

 横浜は昨夜から今日午前中にかけて雨模様で、場所によっては雷鳴も聞こえました。春はもうすぐそこまで来ているようです。

 月曜日に六本木のスウェーデン大使館に行ってきました。エントランスホールで日本文化に関わる展示があり、教室の生徒さんの志野茶碗や三島茶碗、備前面取花入などが飾られました。
 見慣れた作品でも、いつもと違った雰囲気の場所で観ると印象も随分変わりますし、またあらためて日本的なやきものなのだと再確認することもできました。

 それにしてもあの辺りを歩くことは滅多にありませんので、ちょっとした観光気分でした。高級マンション群は整備された緑に囲まれ、都会のオアシスといった様相を呈し、通り沿いのオープンカフェはまるで海外の雑誌を切り抜いたような、金髪の紳士淑女のサロンと化していました。

 火曜日は横浜アリーナにて行われた骨董市に行きました。半年に一度くらい開催されていて、前回も茶道具など中古のものを格安で手に入れましたので、今回も楽しく会場内を観て回りました。和物だけでなく、むしろ海外のアンティークの割合のほうが多くて、当日は雨にもかかわらずなかなかの人出で賑わいました。結局さんざん迷った挙句に買ってしまったものがあって、三月のお茶会で使おうと目論んでおります。

 教室では昨日から今度の日曜日まで、生徒さんの自作茶碗によるお茶会を開催中ですが、実は三月二十四日(土)にも教室でお茶会を開くことが決定しました。
 いつもお世話になっている裏千家流の先生との共同開催(といってもほとんど私のほうがおんぶに抱っこ状態)で、裏千家は立礼席、表千家は茶室で炉の点前を予定しており、今年は桜の開花が早まることを期待して「観桜茶会」と銘打ち、華やかさと侘び寂びをまさに表裏一体で表現できれば、と思っています。後日詳しくお知らせいたします。

 今週はたくさんの出会いと別れがありました。素敵な出会いや再会は、きっと今まで知らずに過ごしてきた長い時間があったからこそ、それと気付くことができるのでしょう。そして別れは、それまで共に過ごしてきた時間が、かけがえのない贈り物だったのだと、気付くことなのかもしれません。
 それではまた。
2007/02/16 [Fri]

冬の京都

 一昨日は久しぶりの雨模様でしたが、晴れた日は暖かで本当に過ごしやすいです。春一番が吹いて冬はとうとう本領発揮することなく、遠ざかっていくようですね。

 週初めの月曜日から一泊で、私たちスタッフの母校・京都伝統工芸専門学校の第11期生卒業作品展を観に、京都に行ってきました。今年は建国記念日の振替休日と陶芸教室の休みと卒展がたまたま重なったため、観に行くことができました。
 卒展を観て思うことは、年々デザインやアイデアが工夫されていっているということ。学生の作品といって侮ることなかれ、素晴らしい作品ばかりでした。同時に卒業生の最近の作品も展示され、私もお粗末ながら毎年志野茶碗を出品させて頂いていますが、それぞれの作品の横に置いてあるプレートに見覚えのある名前を発見して、懐かしく思い出したりします。

 毎年優秀作品には様々な賞が贈られ、学生たちのモチベーションを高める要素の一つになっています。私自身は客観性というものがないせいか、卒展に限らず美術や音楽といった、感性を評価する賞の基準というものにピンとこないことが多く、到底陶芸作家などという大衆性も必要な職業は務まらないと痛感しています。作品を観ても何故隣のが無冠で、これが受賞なのかが判然としないことのほうが多いです。特に最近は茶の湯に使えそうなものしか目に入らない傾向が強くなってきていますので尚更です。

 京都ではお蔭様で二日間ともお天気に恵まれました。陽射しも暖かで例年なら底冷えする市内でも、今年は雪もほとんど降らず、手袋も出さず仕舞いでしたと、お昼を頂いたお店の女将さんもおっしゃっていました。

 横浜はともかく京都くらいは寒くならないと雰囲気が出ませんね。
2007/02/09 [Fri]

偶然の連続!

 横浜は暖かい日が続いています。今年はもう寒くならないのでしょうか。梅もすっかり満開です。
 少し先の話ですが、6月23日(土)、24日(日)に外人墓地の近くにある洋館「山手234番館」にて、山手陶芸教室初めての作陶展を開くことになりました。生徒の皆様には、まだ時間的余裕もございますので、是非頑張って力作を作って出品して頂き、それ以外の皆様にはお誘いあわせの上ご来場下さいますようお願い申し上げます。

 「山手234番館」は関東大震災後、外国人向けアパートとして民間業者によって建てられ、第二次大戦後、一時米軍による接収などを経て、平成元年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得、平成9年からは改修工事を行い、平成11年7月から見学及び貸し出しスペースとして開館しています。

 毎月第一日曜日、午前9時半に現地で四ヵ月後の利用抽選会があり、先日の日曜日、初めてその抽選会に参加しました。私はくじ運というのがほとんどない男なので全く期待しておらず、むしろ重い腰をどうにか運んだといった具合で、結果は案の定8人中4人目という微妙な順番でした。1番くじを引いた順から希望の日時と部屋を申し込めるというシステムなのですが、6月は横浜開港150周年記念の企画として、周辺の洋館や施設で日本の花器と器の展示をするということで、一番人気の部屋が利用できないという状況らしく、あきらめつつ待っていると、幸運にも私の希望する日時の申し込みがなく、二番人気の部屋ですが利用できることになったのです。
 申し込み手続きをしていると事務員の方から、当日は一番人気の部屋で多治見焼の展示があると聞き、偶然にも同じ陶器で、しかも織部や黄瀬戸、志野の産地で、私の出身県でもある岐阜のやきものの企画と重なり、強いご縁を感じた次第です。

 さて二日後の火曜日、午前中テニスでご一緒した方から、東京ドームで行われているテーブルウェアフェスティバル2007の招待券を戴きました。実はその日の午後、当日券を買ってでも行くつもりでおりましたので、あまりのタイミングの良さにこれまた非常に驚きました。

 そのテニス終了後、東京ドームに向かう前に中華街のよく行く店にランチを食べに入ったところ、偶然いつもお世話になっているⅠさんに遭遇、デザートをご馳走になりました。

 テーブルウェアフェスティバル2007では午前中に、いつもお世話になっている先生の講演があって、私は聞き逃してしまって非常に残念に思っていたところ、午後4時からも別のテーマで先生の講演があると知り、幸運にも拝聴させて頂くことが叶いました。

 とても有難い偶然の連続で、感謝しきりの今週でした。
2007/02/02 [Fri]

花粉症と私

 あっという間にもう二月になりました。暖かい日が続いて今年は花粉が飛び始めるのも早いのではないでしょうか。そんなわけで私には一年に一度だけお目にかかる人がいます。毎年この時季に花粉症の薬の処方箋を書いてくださる病院の先生です。おかげさまで他の病気にかかったりして病院に行くことがないので、一年に一度、それもほんの二十秒足らずの再会です。「ご無沙汰しております。今年も花粉症のお薬をお願いします。」「あぁ、もう症状は出ていますか。」「いえ、まだです。」「早めの予防が肝心ですからね。それでは四週間分出しておきましょう」「ありがとうございます。」わずかこれだけの会話で、また来年なのでした。ちなみに私は五月上旬くらいまで薬を飲み続けますが、その間は病院の受付で「薬のみ」という箱に診察券を入れるだけで処方箋を書いて下さるので、先生の手を煩わすことなく非常に効率がよいです。年に一度だけ会う○×先生、ありがとうございます。それでは良いお年を。

 私と花粉症との闘いはかれこれ三十年になるでしょうか。当時は花粉症という言葉すらなく、目がかゆくて病院に行くと「風邪のビールスが目に入ったんですね」などと診断されたりしました。ちなみに当時(昭和五十年初頭)はウィルスのことをビールスって言ってました。その後、トックリがタートルネックに、ジャンパーがブルゾンに、ズボンがパンツになっていきました(関係ない)。
 
 今服用している薬は、たまたま京都にいる時に病院で処方して頂いたもので、それまで二十年以上に渡って苦しみ続けた花粉症がほとんど発症しないという画期的なものです。以前はとめどなく流れる鼻水と目のかゆみに辟易して、会社に行っても仕事にならない状態でした。当時はマスクをしていましたが花粉防止ではなく、鼻水を垂らしていても外から見えないからでした。それが今では花粉最盛期でもマスクなしで外を歩けますし、本当に助かっています。体質的に効果が薄い方もいらっしゃると思いますが、花粉症でお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください(どこぞの回し者?)。

 よく考えますと年に数回しか会わない人が案外居ることに気づきました。地元の友人も年に一回ですし、家族も年二回、盆と正月ぐらい。庭師さんは年四回、教室の玄関マット交換は月一回、車で厚木へ陶芸粘土の買い出しに行くのも月一回…。
 それぞれ限られた時間の中で上手にお互いの意思を伝え合えたら良いなと思います。せっかくのご縁ですから細く長くでも続きますように。

 お茶道具でも年に一回しか使わないものがたくさんあります。この二月は一年のうちでも一番寒い時期ですので、お茶が冷めにくい筒茶碗を使います。筒茶碗はこの時季以外はほとんど使いませんので(例外もあります。以前この教室通信に書いた気がするのですが、いつだったか思い出せず…。「くじあたり」という銘の筒茶碗が祇園祭にちなんで七月のお茶会に使われたそうです)、二月以外は棚の奥深くに眠っています。久しぶりに棚から下ろして独服するのも、旧友との再会のようで楽しいものです。

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Author:山手陶芸教室 ソウム課だより
『貴方の意志が本当に強い時、驚くべきほど多くのことを学ぶことが出来る。』
by チャック・ベリー先輩

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