ソウムメイト2017”啐啄同時”

2007/10/26 [Fri]

名残の時季

 久しぶりに朝から本格的な雨模様になりました。ようやく朝夕と涼しくなって、すっかり秋めいてきましたが、皆様お変わりございませんか。

 先日の日曜は、西新宿へ京都伝統工芸大学校の体験教室のお手伝いに行ってきました。いつもはスタッフ共々参加するのですが、この日は受講日だったので、スタッフは教室に残り、代わりに、と言っては何ですが、なんと陶芸教室の生徒さんにお手伝い頂き、大変助かりました。Oさんいつもありがとうございます。Oさんには前日に「時間があれば見学でも…」と、軽い気持ちでお誘いしたのですが、結果的にコマゴマと働いて頂くことになってしまい、恐縮しております。

 さて来週の火曜日はいつもの茶友たちと茶事をする予定です。一年で一番「陰」の極まるこの時季は、茶の湯の歳末にあたり、「名残」=なごりという侘びた茶事になります。半年間の風炉の点前も最後となり、11月からは炉を開きます。茶家ではこの開炉の時季に合わせて、障子や襖、畳も新しくして、春にお茶を詰めた茶壷の口を切ります。茶家にとって口切の茶会は1年の始まりとなる、まさにお正月のようなものですので、名残の茶事はそれとは対照的に催すわけです。

 炉と風炉では火と客との距離が違い、冬の炉は火が客に近いため暖かく、夏の風炉は逆に火を客から遠ざけるという配慮ですが、異常気象による温暖化が叫ばれる昨今では、そういった古(いにしえ)の趣きを感じることも少なくなったように思います。ましてや近頃はどこでも冷暖房完備ですので、季節感といったものも薄らぎつつありますが、それでも外へ出かければ、風も花も移り変わっていくのがよく分かります。

 今年も残すところあと二ヶ月あまりとなりました。そこで恒例のひと月早い忘年会の開催日が決まりました。例年通り、11月23日(金)の勤労感謝の日、午後5時から、場所は2年振りに陶芸教室の1階です。以前はよく教室で親睦会を催していましたが、ここしばらく教室外が多かったので、久しぶりにホームグラウンドでの開催です。例によって会費500円と一品持ち寄りでお願いいたします。皆様お誘い合わせの上、是非ご参加下されば幸いです。

 のどの風邪が流行っているようです。私たちは一向に元気ですが、皆様ご自愛のほど。
2007/10/19 [Fri]

食欲の秋~フードフェア三昧

 横浜ではこのところ、あまり晴れ間が見えません。洗濯物もなかなかタイミングが難しく、秋晴れが恋しい今日この頃です。

 さて日曜日に陶芸教室の近くにある、YCACのワールドカルチャー&フードフェアに行ってきました。いつもはサッカーやラグビーなどに使われている芝生のグラウンドに、各国の代表的な料理の出店が並んで、多くの人手で賑わいました。この日は一般公開でしたが、スタッフ1名と私は、YCACの会員でもある陶芸教室の生徒さんにご案内頂き、大いに飲んで食べました。

 ロシアのピロシキ、スペインのパエリア、インドのカレーとナン、オーストラリアのカンガルーの肉、中国の鶏肉とカシューナッツの炒め物、メキシコのタコス…etc.どれもとても安くて美味しいものばかりでした。(食べ過ぎ!)

 ステージでは出し物もあって、たまたま陶芸教室に以前来られていた方のフラダンスを拝見することができました。素晴らしい踊りと満面の笑みに、観ている私たちも自然に笑顔がほころぶような、そんな素敵なひとときでした。
YCACのフラガール。EさんYさん、サイコーでした!

 横浜には様々な文化や歴史があります。YCACが誕生した経緯には、幕末の生麦事件が発端の一つになっていると聞きました。現在、生麦事件の顕彰碑がある場所には、大きなビール工場が隣接していますが、ビールもまた日本では横浜が発祥の地です。私たちの周りには、さりげなく由緒のあるものがたくさん存在しているのですね。
YCACのグランドから。Hさんありがとうございました!

2007/10/12 [Fri]

東美特別展

 キンモクセイがどこからともなく香る季節になりました。二季咲きで5~6月にも楽しめるお得感のある花です。

 今日は早朝から首都圏のJRの改札機に不具合が発生したそうですが、私が朝9時過ぎに山手駅を利用した時は、ほとんど影響なく乗車できました。それでも横浜駅の改札出口付近では、JRの職員の方が総出で利用客の対応に追われていました。

 私が子供の頃は改札口には鋏を持った駅員さんがいて、切符を切ってくれたことを思い出しました。乗客が多い時でも素早い手つきで次々と切符に鋏を入れ、乗客が居なくなっても手にした鋏を「カチカチ」とカッコ良く打ち鳴らしていた光景が、どこの駅でも見られました。

 機械化が進んで便利になった現代では、ふとしたことで不具合が発生すると、非常に不便に感じてしまいます。先日も銀行のカードを、ICチップの組み込まれた新しい(スキミング被害対策の)ものに交換してもらい、後日ATMで初めて利用しようとした時、以前のカードと暗証番号を違うものにしていたことをうっかり忘れ、何度か入力を間違えてしまったために、結局その口座のある支店まで出向く羽目になってしまい、とても不便に思ったことがありました(自分が悪いんですけど、現行のカードは入力ミスが2回までという厳しさとは知りませんでした)。

 人間は便利なものを発明するたびに、それまで持っていた能力を一つずつ手放していってしまうのではないでしょうか。例えば鉛筆が発明されたことによって、私たち日本人は筆を持たなくなりました。今では筆で字を書くことを苦手に思っている人も少なくないと思います。昔は誰でも皆、筆で文字や絵を書いていたわけですから、筆すら使わなくなった時代の人間が、絵付けのされた昔の陶磁器を見て、同じように描こうと思っても、なかなか一筋縄ではいかないのは当然でしょう。

 手びねりでもロクロでも、手を使わなくなってきた現代人から見ると、昔の人のほうが明らかに技術が高かったと思わざるを得ません。科学は進歩しても、実は人間の技術や発想、想像力といったものまで退化しつつあるのでは、意味がないような気がします。

 さて先週、東京美術倶楽部の特別展に行ってきました。三年に一度の催しですので、素晴らしい美術品、茶道具の数々が展示、販売されていました。ここ最近、骨董市を見て回っていましたが、やはり本物の色や形を直に見ることの大切さを、改めて痛感しました。現代では決して作り出せないものなのかもしれません。
2007/10/05 [Fri]

アリーナとコロシアム~天才は誰だ!

 先週末から週明けにかけて、横浜はぐずついた肌寒い日が続きました。と思いきや、昨日今日は気温も上がって着る服も難しい毎日です。

 今週の火曜日、横浜アリーナの骨董市に行ってきました。今回は特に目当ての物はなかったのですが、昨年釣釜の自在(釣釜を掛ける鎖とかの道具一式)を買ったお店で、茶掃き用の羽根がありましたので、購入しました。先週も骨董市に行ったばかりなのですが、買う気がなくても見て回るだけで楽しいので、いつも各地の骨董市の開催日をチェックしています。

 その前日、プロのテニスの試合観戦をしました。テニス仲間のツテで、月に一回ほどご指導頂いているSコーチからチケットを頂戴して、初めて有明コロシアムに行きました。

 当初はあのロジャー・フェデラー選手も出場することになっており、とても楽しみにしていましたが、疲労のため欠場。そのかわりと言っては語弊がありますが、17歳でプロに転向した話題の錦織圭(にしこりけい)選手のプロ初試合を生で観戦する機会に恵まれました。

 有明コロシアムのセンターコートはドーム開閉式になっていて、午前中の試合はドームを閉じていたのを、午後の男子ダブルスが始まる前に、松岡修造氏が登場してドームを開けようと(手では開けられません、機械式です)、小一時間ほどマイクで軽妙なおしゃべりを客席と交わしつつ、ドームが開けられるのを待っていたのですが、結局天候の崩れる可能性があるとの主催者側の判断によって、ドームは閉じたままで、松岡氏は諦めざるを得ませんでした(客席からの様子では、松岡氏が突如乱入して次の試合の開始をいたずらに遅らせただけ、のように見えましたが、決してそういうことではないと思いたいです。一ファンより)。

 で、その松岡氏も応援していた錦織選手は残念ながらフルセットの末、敗退してしまいました。天才の呼び声も高く、各メディアでも評判の選手でしたので、どんなプレーを見せてくれるのか期待して観戦していましたが、残念ながらこの日はその片鱗を窺うことができませんでした。

 それよりもむしろ、あれだけ衆目を集めて、錦織選手の試合中も一人大きな掛け声を発していた松岡氏が、錦織選手の試合終了前後に、いつの間にか姿が見えなくなり、その後再び現れることがなかったマイペースぶりに、一種の天才を感じてしまいました。彼のおかげでとても楽しい土産話ができました。
有明コロシアムのセンターコート

 季節の変わり目ですので、お風邪などめされぬように…。

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Author:山手陶芸教室 ソウム課だより
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