歩歩起清風(ほほせいふうおこる)
 このところすっきりしない天気が続いています。今日も朝から雨。それでも木々の緑がしっとりと潤いに満ちて生き生きとしています。

 さて先週の続きですが、逗子のテニスの翌朝、神奈川県は台風接近に伴う暴風雨でした。その日は茶友たちと午前8時半に鎌倉駅に集合して、鶴岡八幡宮のお茶会に行く予定でしたが、横なぐりの雨でとても歩けない状態でしたし、そのうち京浜東北・根岸線も止まってしまったので、集合時間を12時に変更しました。

 天気予報通り(最近良く当たってます)昼前には雨も風も止み、薄日も差してきた鎌倉・小町通りを私たちが駅から八幡様に向かっていると、ちょうどお茶会からお帰りになる先生方お二人(私の師匠のお茶友)にお目にかかりました。

 …ということは先生方は朝のあの暴風雨の中を、お着物で歩いていらっしゃったのでしょう。もちろんお着物の裾もお履物にもシミひとつありません。私が朝の悪天候をおうかがいすると、先生方は事も無げに「そうでしたネ」とおっしゃって、爽やかな微笑みを残し駅へと向かわれました。お二人とも巾着袋程度のわずかな荷物で、大きな傘や雨具も見当たりませんでした。

 う~ん、茶人とはこの方々のことを言うのでしょう。まさに歩々起清風。その日のお茶会や諸々も含めて最も印象に残った出来事でした。
今年、教室のヤマボウシは随分のんびり開花です

 『歩歩起清風…「歩歩」というのは、私たちの一歩一歩の歩み、つまり行動そのものです。歩いたあとにさわやかな風が起きる。それはとりもなおさず、行動がさわやかだということです。歩き方のへたな人は、歩いたあと塵が舞い上がる。その塵は、心の塵です。心の中に一点の塵もなければ、すべての行動が実にさわやかな風を起こします。そして、見るもの聞くものすべてが清らかです。
 すばらしい人格を備えた方は、何も言わなくとも、ただ歩いているお姿を拝見しただけで、思わず頭が下がるような雰囲気を持っておられます。まさしく一陣の清風がサッと吹き抜けるようなすがすがしさを感じます。』…有馬頼底著・よくわかる茶席の禅語より
【2008/05/30 18:33 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
一足早く夏気分?
 今週は台風4号が来ました。5月に台風なんてちょっと早くないかなと思いつつ、今日も気温がぐんぐん伸びて、都内ではついに今年初の真夏日になったそうで、例年よりも夏が早足で近づいているのかもしれません。

 さて月曜日は台風の影響で強い雨と風が局地的に発生しましたが、ちょうどその頃、逗子へテニスをしに行っていました。直前までどしゃ降りだったので今日は無理かと思っていたところ、すぐに小雨になりそのうちほとんど止んできたので、みんなでコートに溜まった水をブラシで追いやって(あまり効果はありませんでした、気休め)2時間、途中少し雨にも降られながらなんとかできました。ちなみに他にもコートがありましたが、私たち以外人っ子一人居なくて(フェンスの外から「こんな天候でもやってる人が居る!」的視線多々あり)貸切状態でした(通気性の良いシューズだったのですぐにつま先から浸水、午後になっても靴の中だけは保湿効果絶大→ムレムレ)。
逗子マリーナに来たのは初めて?

 そのあと場所を移動して稲村ヶ崎でランチを食べて、ちょっとしたリゾート気分を満喫したのでした。
落ち着いた雰囲気のレストランでした

 そのまま解散の予定だったのに、車に乗り合わせたメンバー3人が盛り上がって、本牧に戻って壁打ちして帰りました。
 どんだけテニス好きなのか…。
【2008/05/23 18:18 】 | 未分類 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
エゴノキが満開
 教室の玄関横にあるエゴノキに、今年も可愛い花がたくさん付きました。
エゴノキ

 …エゴノキ(Styrax japonica)はエゴノキ科の落葉小高木。北海道~九州・沖縄まで、日本全国の雑木林に多く見られ、果実を口に入れると、喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことからこの名がつきました。 チシャノキ、チサノキなどとも呼ばれ、歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に登場するちさの木(萵苣の木)はこれのことです。
【2008/05/18 18:24 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
花や華
 暑かったGWのあとにこれほど寒くなるとは思ってもみませんでした。ここ数日再び布団乾燥機を使う夜が続きました(出しっぱなしにしておいてヨカッタ!)が、ようやく昨日からは穏やかに晴れて、爽やかな風が清々しく感じられるようになりました。

 連日気温が下がったとは言えそこは新緑の季節、新芽が伸びるように雑草も急速に繁茂するんですね。ちょっと目を離した隙に教室の裏手がジャングルになっていました。そこで休みの日に色んな場所を剪定したり草むしりしたのですが、雑草に埋もれていて気付かなかったことも多々ありました。

 茶花に使う大山蓮華は、今年の初めに何故か幹が真ん中でポキッと折れて、もう枯れてしまうだろうと諦めていましたが、見事に復活して沢山の葉が伸びていました。来年はまた綺麗な花を付けてくれることを期待しています。

 杜鵑草(ホトトギス)も茶席に使う花で、白い杜鵑草と台湾杜鵑草と2種類あったのですが、昨年庭師さんとのコミュニケーション不足が原因で消滅してしまいました。台湾杜鵑草のほうは根がしっかりしていたのでその後大きく成長し、冬も枯れることなく今も青々とした葉が生い茂っていて初秋の頃が楽しみです。

 白い杜鵑草のほうは白楽天とも呼ばれ、杜鵑草の特徴である花びらの斑点が全くありません。私の茶道の流派では他の杜鵑草よりも格が高い花として扱われます。そのため悲しくも消滅してしまった時に、庭師さんに無理を言って新しい苗を用意して頂きました。しかし他の杜鵑草よりも弱いせいか冬は枯れてしまってやはり消滅してしまい、すっかり諦めていましたが今回の草むしりで小さいながらも生息している事を確認、こちらは初秋に間に合わないかもしれませんが、とりあえずちょっと嬉しい発見でした。
センダイハギ

 上の写真はセンダイハギです。確か種を蒔いて何年かは花が付かなかったと記憶していますが、今年は紫色の花が沢山付きました。先日あるお茶会に行ったところ、これとほとんど同じ色のセンダイハギがクマガイソウやナデシコと一緒に花入にいれてあったので、席入りしてすぐ一緒に居た茶友に知ったかぶりしてみました。その時のお正客さんはお席主に「藤ですか?」とお尋ねになっていたので、流派によってはあまり使わないのかもしれません。

 様々な花が家々の庭や路地のあちらこちらに咲き誇って、散歩するのも楽しい季節です。実は教室の2階でも新たに華道教室をスタートさせる準備が進んでいて、すぐ下にあるカキツバタの写真は華道の先生に活けて頂いたものです。興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
カキツバタ

 まだ日によって気温差が随分あります。お体ご自愛のほど。
【2008/05/16 18:17 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
勇気をもらった1週間
 いろんな意味でアツかったGWも終了し、また日常が戻ってきました(まだ戻りつつあるところ?)。ちょっぴり憂鬱な方も、普段の生活を愛おしく感じた方も、そして早く日常にカムバックするのを楽しみにしていた方もいらっしゃるかと思います。

 さて私はと言えば9連休の間にすっかり真っ黒になってしまい、今さら薬屋さんで日焼け止めを買うのが恥ずかしくて(レジで「もう手遅れでしょ」、「これサンオイルじゃないですよ~」的リアクションに羞恥心)、友人にお願いして買ってきてもらいました。こんなGWだったんです↓

 まず4月27日(日)は本牧の三渓園へ、茶道裏千家淡交会横浜支部春季茶会に行ってきました。朝のうち少し小雨も降っていましたが、午前中にすっかり晴れ間が広がって爽やかな日和になり、4席まわりました。このブログで2月にご紹介した学校茶道のお茶席もあり、学生の皆さんが電動ロクロに向かって一所懸命制作した数茶碗もなかなかの出来で、楽しいひとときを過ごしました。帰り際に水屋から何人かの生徒さんが、私の姿を見て思い出してくださったようで、その笑顔がとても嬉しく印象に残りました。
三渓園内の藤棚がちょうど満開でした

 29日(火)は男子ダブルスの試合に出場、まずはグループリーグ4チーム総当りで3試合して3敗、その結果13位決定トーナメントに進出(どうなん?)、準決勝(てか1回戦)で敗退、残念な結果に終わりました(つまり4戦4敗)。40代の中年ペアが20代のスピードとパワーにどう対処すれば良いのかという、非常に深遠なテーマに直面したわけです。まぁそう簡単に答えが出るわけでもないので、試合終了後、応援に来てくれたテニス仲間も一緒に、試合会場から程近いラーメン屋さん(TS軒)でおいしいつけ麺を食べ(4試合終わるのがあっという間だったので昼食に間に合った♪)、店をかえてソフトクリームを載せたカフェオレを飲み(名古屋発のコーヒー店でやけ食い?)、夜は今回ペアを組んだRさん家でYちゃんお手製の美味しい夕食を頂戴しました(二人ともありがとー☆)。
Rさんと男ダブ。顔で笑って…、ネバーギブアップ!

 5月2日(金)は午前中の茶道の稽古終了後、茶友たちといつもの漫才のような会話を楽しみつつ昼御飯を食べてから新幹線で帰省、3日(土)は午前中名古屋へ茶道具の正札会に行き、午後は姉一家(義母・実姉・姪の三代)を実家に招いて初風炉、5日(月)の午前中も同じメンバーで茶の湯三昧でした。

 そしてその前日の4日(日)、お隣の岐阜市の気温が30度に迫ろうかという炎天下、女子テニス界に再び復帰したクルム伊達公子選手の試合を観に行ってきました。
 まず午前11時からのシングルス決勝に出場、相手選手は伊達選手より7歳年下のタナスガン選手(タイ)。年齢的にもハードヒットするのは体力的、身体的負担があるので、極力相手のボールにうまく合わせてリターンすることに徹し、そのためサービスにもスピードがないため、お互い相手のサービスゲームをブレイクしあう展開。それでも1セット目を先取した時は、「これはいけるかも」と思いました。しかしタナスガン選手もメディカルタイムアウト(応急的にドクターの治療やマッサージを一定時間受けることができる)を取ったり、自分のミスや観客席のアウェイな声援に大声を出してストレスを発散するなど、試合の流れを徐々に自分のペースに引き込んでいき、また伊達選手も連戦の疲労もあったのか、2セット目以降のショットが単調になってしまったようで、残念ながらフルセットの末、準優勝になりました(ダブルスはみごと優勝。ちなみにペアの奈良くるみ選手はまだ16歳ですが、数年後には国内で1位になるのではないでしょうか)。

 伊達選手の試合を観るのは初めてでしたが、彼女がコートに登場してウォームアップする姿を観て、涙があふれそうになりました。伊達選手が現役復帰した理由や思いは、彼女自身も様々なメディアで表明していますが、一番のメッセージはコートに立つこと、そしてその試合そのものにあるのだという気がしたのです。

 シングルスの表彰式では、今大会大健闘した伊達選手に優勝したタナスガン選手からも絶賛のメッセージが送られました。
主催者より準優勝の表彰を受けるクルム伊達公子選手

 Great comeback!

 会場に居合わせた観客だけに留まらず、日本中に勇気をくれた1週間でした。
【2008/05/07 20:25 】 | 未分類 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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