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思わぬところに卯花墻!~国宝・重文の波状攻撃PartⅡ

 先週、京都美術倶楽部に行った後、実家に二泊して名古屋市博物館に行ってきました。
 名古屋の茶人、森川如春庵(にょしゅんあん:本名勘一郎。1887~1980)展が開催中で(4月13日(日)まで)、彼が弱冠16才にして手に入れた本阿弥光悦作「時雨」と、同「乙御前」の二つの茶碗をメインに、生前蒐集した名品の数々を一堂に展示した素晴らしい企画になっています。

 私は美術館、博物館、展示会と名の付くものはことごとく、自分のペースで観るのが好きなので、この時も母と連れ立って行きましたが、会場ではそれぞれ独自のルートを辿り、各々マイペースに観ておりました。

 入館して30分程過ぎ、ひと通り展示を観終わってブラブラしていると、母が寄って来て、「あんた、卯花墻あるで」と耳打ちしてきました。

 卯花墻(うのはながき)というのは、国宝に指定されている志野茶碗で、普段は東京・日本橋の三井記念美術館に収蔵されている、名碗中の名碗です。

 そのような茶碗が何の宣伝もなく展示されるはずがないので、すぐには信じなかったのですが、あまりしつこく言い張るので、一緒にそのケースに向かいました。

 正真正銘、卯花墻でした。なんで?うそぉ!ありえなくなーい?(←女子高生風)!ポスターにも、表千家の茶道雑誌の特集にも、テレビの新日曜美術館でも、ひとっ言も、一行たりとも書いてなかったじゃあ~りませんか。

 会場内でもその存在を事前に知っていた人はほとんど居なかったようで、光悦の二つの茶碗の展示ケースは、常に何人もの人が取り囲んで賑わっていたのに、卯花墻のケースは気が付く人もまばらで、かく言う私も母に教えられなかったら気付かぬまま帰ってしまっていたと思います。

 恐るべし森川如春庵!国宝の卯花墻をこれほどさりげなく展示したのは、後にも先にもあなただけでしょう。

 暖かくなったと思ったら、週初めから横浜はパッとしないお天気が続いて、今日はまた暖かくなりました。このお天気も明日までのようで、週明けからまたぐずつくようです。お体ご自愛のほど。

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