食器には料理、花器には花を
 今日は関東地方に強い風と雨が降りました。横浜は天気予報で警戒していたほどではなく、午前中電車が少し遅れた程度でした。

 さて春真っ盛り、先月末から茶の湯関連のスケジュールが目白押しで嬉しい悲鳴です。あまりにも連日でしたので書き出してみました。

 3月28日、茶道稽古後、東京美術倶楽部・和美の会 古美術/茶道具展
 30日、京都美術倶楽部百周年記念
 31日、某所にて加藤唐九郎作・瀬戸黒茶碗にて薄茶一服頂戴。同志野茶碗拝見。
 4月1日、名古屋市博物館・森川如春庵展。名鉄百貨店・表千家流 春の茶器名品展
 4日、茶道稽古後、横浜高島屋にて古希記念・表千家 而妙斎家元好み物展
 5日、鎌倉英勝寺・表千家茶道具 正札展示会と観桜の茶会
 8日、陶芸教室にて正午の茶事亭主
 10日、鶴岡八幡宮巴会茶会
 11日、茶道稽古…

 この間隙を縫ってテニスを週3回ほどやっているので、もうプライベートな時間なんてほとんどないなぁ、と思っていたら、基本的に全部プライベートだったんですね。ようやく気付きました。

 茶の仲間とも連日の顔合わせで、多い時は8日間で5回会ってます。ほんとの家族でもなかなかこんなに会えないかもしれませんね。いつもお付き合い頂いて感謝しております。

 毎週通っている茶道教室でも、陶芸教室での稽古でも、新たに茶の湯の道に入られた方の疑問や質問はとても新鮮で、また改めて深く考えさせられることもしばしばです。

 例えば私の流派では花入に入れられた花の名前を、茶席で客が亭主に訊ねることはあまりしません。花入の名前や作者などを訊ねるに留めます。どうしても花の名前を知りたければ水屋に回れとも言います。

 それは何故なのかという素朴な疑問があって、他流では客は花入だけでなく花の名前も訊ねて亭主が答えます。それは茶席の中にある物の中で、唯一人間が作り出せない創造物が花であるから、花の名前は重要なのだという意見もありました。確かにその通りだと思います。あるいは当流では、炉は椿、風炉は木槿があればよい、というように、野にある花、どこにでもある花を花入に入れる古風を重んじて、客を驚かすためだけの珍しい花を入れぬようにという戒めかもしれません。流派によって使う花の種類や、使う時季も微妙に異なりますので、特にどれが正しくてという考えは私にはありません。流派が違えばそれだけ楽しい世界があるのだと思っています。

 陶器で花入や花器を作る立場から見ますと、自分が作った花入にどんな花を入れたら良いのか、なかなか発想が湧いてきません。

 ところが華道の視点から花器に花を入れて頂くと、ものの見事に花器が生かされていくのが分かります。普段はなかなか華道の花にピンと来ない私でも、今回は非常に感銘を受けました。

 そんな訳で、明日19日(土)12時より、横浜山手地区の洋館・エリスマン邸にて、私共のスタッフ、柳原由起と喜多村由香の陶芸作品展が開催され、その作品に相澤千枝さんがお花を生けて下さいます。それはそれは素晴らしい展示になっていますので、お時間のある方は是非お出かけ下さいますよう、私からもお願い申し上げます(22日(火)まで)。
柳原由起×喜多村由香~花のもとにて~
【2008/04/18 18:46 】 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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