Entries

京都・奇遇の螺旋ツアー(PartⅠ)*4日連続更新しまーす☆

 今週の日曜日と月曜日の二日間、京都に行ってきました。台風五号が接近していたこともあって、月曜日には関東地方まで梅雨入りしましたが、おかげさまで強い雨に降られることもなく、ほとんど傘なしで過ごすことができました。

 初日は鹿ケ谷の安楽寺へ。寺の由来は法然上人の弟子の住蓮上人と安楽上人が、現在地より東に1kmほどのあたりに「鹿ケ谷草庵」を結んだことに始まります。当時後鳥羽上皇の女官として仕えていた松虫姫 鈴虫姫姉妹が虚飾に満ちた御所での暮らしに苦悩し、心の平安を求め住蓮・安楽のもとで出家。それが上皇の留守中であったため、この事実を知った上皇は激怒。これを口実に念仏を禁止、住蓮・安楽両僧を死罪、法然上人も高齢にかかわらず讃岐国に流罪にされました(建永の法難)。両姫は瀬戸内海の生口島に移り、念仏三昧の余生を送り、松虫姫は35歳、鈴虫姫は45歳で往生を遂げられたそうです。

 そんなちょっぴり悲しい逸話のあるお寺で、大谷まやさんの屏風絵展を拝見。星雲を思わせる大きな渦と、その外側に描かれた隕石群。さらに屏風を飛び出して、広間に散在する塊たち。これらは炭化焼成で焼かれた陶土で、所々に金箔が散りばめられてありました。
屏風絵展

 実はご一緒させて頂いたSさんのお姉様と大谷まやさんが偶然同じ女子美の同級生であることが直前に判明。この奇遇の螺旋が翌日さらに渦を巻こうとは、この時点では知るよしもがな…。

 そして午後7時からは境内で「見えない次元」と題された、ダンスとCG映像を組み合わせたインスタレーションの上演。

 まず観客は広間で簡単な説明を受けてから寺の山門の外へ。曇り空のせいもありこの刻限の鹿ケ谷は昼でもなく夜でもない、まさに異次元に迷い込んだような明るさ。そして静かに小さな山門が開くと、そこに白妙(しろたえ)の装束で現れた松虫姫と鈴虫姫(Sさんのお嬢さん)。二人の手招きに観客が寺内に吸い寄せられていきます。美しさと怪しさの混在する幽玄な演出に、いやが上にも期待が高まります。
鹿ケ谷・安楽寺山門

 一行はまず本堂へ。ご住職の声明を聞き、さらに回廊を通って奥の広間へ。回廊から広間には大谷まやさんの作品が展示され、広間の屏風絵を前に松虫姫と鈴虫姫のダンスとCG映像。お寺全体の空間を生かした、とても興味深い作品で貴重な体験になりました。
安楽寺回廊にて

 上演終了後はその場で観客、演者が共にお酒を酌み交わし、さらにお寺を下って哲学の道沿いにあるギャラリー「花いろ」にて二次会。脇を流れる疎水ではホタルも見られ、遅くまで美味しいお酒と楽しいお話が続いたのでした。(明日につづく)

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

*Trackback

トラックバックURL
http://yamatetougei.blog46.fc2.com/tb.php/119-2f66402c

Menu

プロフィール

山手陶芸教室 ソウム課だより

Author:山手陶芸教室 ソウム課だより
『貴方の意志が本当に強い時、驚くべきほど多くのことを学ぶことが出来る。』
by チャック・ベリー先輩

最近の記事

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索