2008.07.11 夏の花入
 先日、東京美術倶楽部の正札市に行ってきました。いくつか風炉の道具で目ぼしい物があればと思っていたら、ちょうど宗全籠(そうぜんかご)が手頃な値段でありました。

 宗全とは久田(ひさだ)宗全のことで、千利休の弟子だった久田宗栄の孫に当たり、また、利休の孫宗旦の娘(くれ)の長男でもあります。表千家五代家元の随流斎はこの宗全の弟にあたり、続く六代覚々斎、九代了々斎、十代吸江斎も久田家から表千家へ養子に入った人です。また武者小路千家九代愈好斎も久田家の人です。

 さて宗全籠とは、その久田宗全が好んだ花入で、竹を編んだ置籠です。重心が低く、持ち手が付いているのが一般的ですが、実は宗全籠には色々な種類があって、持ち手が付いていないものや、一瞥しただけでは宗全籠とは思えないものもあります。竹工芸をしている知人によると、全く同じ形の宗全籠でも、竹の編み方は作家の個性の見せ所になるため、結局は無数の宗全籠が存在するとのことです。

 8月のお稽古でお披露目できればと思っています。
一般的な宗全籠はこんな形
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