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四季の中で秋がいちばん好き

ものぐるほしけれ

秋は夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるがいと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。

夕闇迫る中、家路に向かって歩いておりますと、この時季は特に感慨深いものがあります。建物がその影を濃く残して佇む景色などに、十代の頃の感覚のようなものがそこはかとなく湧き起こることは、どなたにも共感して頂けることなのでしょうか。

秋の夕暮れが引き起こす感覚は、懐古的であり且つわずかに感傷的なものと言えば近いのかもしれません。

寂しいという感情が起こる人もいらっしゃるようですが、私の場合はむしろ嬉しい感覚のほうが少しだけ強いかもしれません。

朦朧としていた十代。あの頃の自分が今の自分を想像だにしていませんでしたし、とにもかくにも今、こうして世界に存在しているということだけで、喜びのようなものを感じます。

「感覚を人に伝えることはできないが、感情を伝えることはできる。」

と先日テレビで言っていました。

難しいですね。

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