桜の開花予想日の計算にミスがあったそうで、東京の開花日は3月24日に修正されました。横浜もここのところ気温が上がらず、最高気温が10度ちょっとの日が続いていますが、太陽が出ていると、体感温度ではもっと高いのではと思ってしまいます。気持ちが季節の先を行っているせいか、さほど寒さを感じなくなりました。とは言っても寝る前にかける布団乾燥機のぬくもりは、まだまだ手放せません。冬の夜、布団に入っても足先が冷たくてなかなか眠れないという方、是非お試し下さい。寝る直前に布団乾燥機をかければ、意外に朝まで暖かく安らかに眠れます。って、もう春なんですけどネ。

 さて、今週の月曜日は稽古茶事がありました。この日のために茶の仲間たちと茶事を繰り返し、時には八寸大会と称して、盃事だけを集中的に自主練したりしてきました(しかも酒のかわりにお茶という優等生ぶりでした)。
 前日の風雨が嘘のように晴れ渡り、春らしい暖かな日差しに恵まれました。私はもちろん着物に袴をつけてといういでたちで、この格好で電車に乗ったり街中を歩いたりするのは、ちょっと恥ずかしいのでまだしたことはありません。その点女性の着物姿というのは、割とどこでも見慣れた光景なので良いですね。特に私の場合は無駄に身体パーツが長く出来ていますので、袴をつけた姿はまるで東京タワーのようだと、先生に言われたこともあるくらいですので、それはきっと目立つことうけあいでしょう。たまたまいつも稽古茶事をする場所が、私の自宅から車で10分くらいのところなので、贅沢にもタクシーに来てもらって、ご近所にも秘密裏のうちに自宅を脱出、茶席に到着することができました。

 昨年の稽古茶事では正客役を仰せつかり、一昨年は中正客だったので、今回亭主役をさせて頂いて、ようやく水屋の仕事を実地でご指導頂きました。
 仲間たちとの茶事では、私が亭主の時は半東なしで、料理からなにから全て一人でしていましたので、今回は非常に楽でした。半東もいらっしゃるし、料理も台所におまかせなので、基本的に物を運ぶだけでした。懐石の時の、客との細かいやり取りだけ間違えないように気をつけて、あとの水屋全般のことは初めて体験することもあるので、逆に開き直って緊張することもなく、大いに楽しめました。

 ただし、道具類は全て先方のものを使わせて頂くので、扱いに粗相がないよう細心の注意を払うことと、道具を全て覚えなければいけないのが、少々大変でした。茶事では基本的に亭主の道具を使う訳ですから、なるべく良い道具で客をもてなします。客もそれを心得ているので、亭主が道具を扱う時や要所要所で、その道具について尋ねてきます。私の場合は陶磁器の道具についてはさほど苦労せず覚えられますので、それ以外の道具を覚えてしまえば、まあ何とかなります。実際に目の前に道具があるわけですから、じっと睨みつけているうちに記憶が呼び起こされたりもしますし。

 さて、懐石の最後に主菓子を出せば、中立ちとなり、あとは濃茶点前、後炭、薄茶点前と、いつもの稽古と変わらないラインナップです。薄茶点前は半東がして下さるので(後炭もして下さるところを、無理言って私がすることになりました)、半分終われば結構気楽なものです。もちろん濃茶点前が茶事ではもっとも大事なので、精一杯心をこめてお茶を点てました。普段の稽古では使ったことのない紹鴎棚(じょうおうだな)という、大棚の点前でしたが、先生から朝のうちに一通り扱いについてご教示頂きましたので、後座も問題なく無事稽古茶事は終了しました。

 茶事の一から十までを完全に覚えるにはまだまだ回数を重ねなければいけないですし、覚えてからがまたスタートだとも思いますが、いずれにしても素晴らしい先生と茶友に恵まれたことをあらためて感謝いたしました。

 さて茶事の数日後、茶道教室でメンバーに会い、それぞれねぎらいの言葉をかけた後、茶事の細々とした点について皆で語り合いましたが、やはり自分では気付かない事が色々とあって、あらためて反省です。

 来週の土曜日は教室の1,2階を使っての大寄せの茶会です。今回の茶事での経験も生かして、お客様に楽しいひとときを過ごして頂けるよう、心をこめて務めたいと思います。
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