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古都のお寺と茶道具

 花の命は短くて……横浜は桜も散り始め、ほんの数日の見頃でした。寒の戻りとか花冷えというのは今年ばかりではないそうで、統計的には4月に急に寒くなったり、あるいは真夏のような陽気になることが、例年観測されているようです。それにしても、もう少し長く咲いていてくれたら、あと何回かお花見ができたのに…残念です。

 火曜日に鎌倉に行ってきました。前日から急に寒くなって、朝家を出る時は吐く息が白く見えるほど。平日の午前中でしたので、段葛の桜が舞う下を、のんびりと歩いて、その足で本来の目的である、お茶道具の正札展示会に行きました。

 会場となった英勝寺は、寛永11年(1634)、徳川家康の側室・英勝院によって開かれた鎌倉唯一の尼寺で(駆け込み寺の名で知られる東慶寺は、明治に入って尼寺ではなくなったとのことです)、寺域は太田道潅の屋敷跡といわれており、鎌倉駅から北に10分ほど歩いたところにあります。

 お寺の広間にずらりとお茶道具が並べられ、ほとんどが表千家流の好みのものや、箱書のあるものでしたので、お値段はとても手が出ないのですが、間近で手にとって拝見することが出来、大変勉強になりました。

 お茶席もありましたので、会場に入って早々、温かいお茶を一服頂戴して暖を取ることができました。席中の道具類もほとんどが正札の付いた品物で、実際に覚入(樂十四代)のお茶碗でお茶を戴いて、そのあとで正札を拝見したり、普段のお茶席にはない楽しみ方もできました。

 来週もまた鎌倉に行ってきます。今度はもう少し春らしい陽気になると良いのですが…。

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