蒸し暑い日が続くようになりました。東海地方がようやく梅雨明けということで、横浜ももうまもなくでしょう。

 今週の火曜日、東京・竹橋の国立近代美術館に、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真展に行ってきました。名前に聞き覚えのない方でも、どこかでその作品をご覧になったことがあるのではないかと思います。パリ、サン=ラザール駅裏。少年とおぼしき人影が雨後にできた水溜りの上を走り飛び、着水するギリギリを捉えた瞬間。アイルランドでは、なだらかな山に続く農道に一頭の馬が画面の左、右には土手に寄りかかって会話する男二人と、馬の目先に牧羊犬。いずれもモノクロ。

 「眼の前の世界が完璧な調和を見せる一瞬を捕獲する、妥協なき芸術家であり、ガンジー暗殺や中国共産党政権の成立など、的確な時と場所に居合わせて歴史の分岐点を目撃した、すぐれたジャーナリストでもあった。」と展覧会で購入した冊子には紹介されています。

 私自身は芸術的な写真というものに対する関心がほとんどなく(芸術品を写した写真は好きです。茶碗とか)、自分でもあまり撮りませんし(教室のHPのために撮る程度)、理解が難しい分野の一つなのですが、彼の作品だけはどうしたわけかとても惹かれるものがあります。それは瞬間的に構図を切り取るという、写真ならではの醍醐味が、彼の作品には余すところなく表現されているからなのかもしれません。美術館ではそれらの作品一つ一つが、いつ、何処で、どのような場面を捉えたものかということが、プレートに表記されているのですが、それよりもそれらの作品がいったいどのような幾何学的構図によって構成されているのかを、まるでパズルか数式を解くように断片的にでも探していくことに一種の興味をおぼえます。中には戦後まもないドイツや、文化大革命に揺れる中国で撮影された、ドキュメントともいえる作品も多々あるのですが、それらもまたブレッソンが周到に用意した構図に基づいて、人々が意図的に配置されたかのようで、世界各地を旅して同様に撮影された作品がかなりのボリュームで展示されています。会期は8月12日まで。オススメです。


 水曜日は教室のお茶室で新たに茶道教室が始まりました。ご縁があってお近くにお住まいの表千家流の先生にお越し頂いて、毎月末の水曜の午後、お稽古があります。興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

 木曜日(日記か?)は月一回の粘土や釉薬の買い出しに行ってきました。車で厚木にある陶芸材料の業者さんまで往復。車窓を流れる景色やラジオ、途中で寄る園芸店の季節の花や盆栽など、楽しいひとときです。

 さて、初級・中級の皆様には大変お待たせを致しましたが、ようやく初めての作品、備前タタラ板皿と黄瀬戸小鉢が焼き上がりました。備前焼は本焼きの前にワラを巻いた部分が火襷(ひだすき)と呼ばれる、赤褐色の窯変(ようへん)が現れます。黄瀬戸は微量の鉄分を含んだ釉薬が黄色に発色し、ところどころに施した胆礬(タンパン)の緑が、彫で描いた描線に彩を添えます。次回の受講日を是非お楽しみに。

 22日(日)には、教室のガレージでフリーマーケット(第2回目)を開催しました。そこで写真を一枚(ブレッソン風に?モノクロで)。
第2回フリーマーケットの模様07.7.22

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